高血圧・低血圧の塩分の摂り方の違いについて(2)
BLOG | 2018.11.30
今回は前回に続き「血圧」についてお話しして行きます!
「高血圧の場合は→塩分を控えめに」
私たちの体は本来なら血液中の塩分(ナトリウム)濃度を一定に保つ機能が備わっています。
これはナトリウム濃度が低下すれば肝臓で再吸収し反対に濃度が高くなれば肝臓から排出する機能です。高血圧が起きる要因の一つは塩分過多の食事でこの機能を損なってしまう事です。
塩分が多い食事をした際には尿などから塩分排出を促すカリウム、マグネシウムなどを多く含む食べ物を意識して摂取する事も大切です。
POINT!!!
・第一に減塩を心がける
・塩分を排出するミネラルが多い食物も摂取
・カリウムを含む生野菜、果物ではバナナなどを食べる
・マグネシウムを含む豆腐の苦汁の成分などを食べる
・各メーカーの美味しい減塩食も活用する
「手軽に美味しく減塩できる注目の食事法」
納豆なら→タレは半分,牛乳を少しプラスして!
インスタント麺なら→粉末スープは半分,お湯ではなく牛乳を温めてスープに
人間は塩を好む特性があります。どんな食事でも塩分を強くすると美味しく感じるからです。高血圧の人は塩に変わる調味料を調達したり塩分を多く摂取しなくても味覚を満足させる事のできる工夫した調理法を実践する事が大切です。高血圧学会では、含まれるカルシウムが塩分の排出も助ける牛乳を塩に置き換え、食事を美味しく食べられる乳(New)和食を進めています!
「低血圧の場合は→塩分をしっかり摂る」
極度な低血圧の人は血液のボリュームが不足しているので食事で塩分を加える必要があります。
特に夏場は注意です。低血圧ではない人も血圧は平均して10程数値が下がるからです。
熱中症対策と同じ様に梅干しや漬物などの塩分を含む清涼飲料水などにしましょう!
POINT!!!
・食事の塩分量を意識する
・梅干し、漬物など手軽に塩分量が多いものを摂る
・水分も、塩分を含むポカリスエットを選ぶ
・特に夏場には注意が必要!
次回は「予防について」書いて行きますね!
